休職してる間の「つらみループ」がマジでつらいという話

TwitterのTLを見ていると、何人か休職中のフォロワーさんがいます。その中でも、「休職している事」自体に後ろめたさを感じている人がいました。

わかる。めっちゃわかる。

休職中って、ほんとつらい。休んでるはずなのにつらいんだよな心が。


なぜつらいか

色んなつらさがあると思います。
復職を考えている人は、「本当にこのまま復帰できるのかな」とか、退職を考えている人は「次の会社でもこうなったらどうしよう」とか。
人それぞれいろいろな不安を感じていると思いますが、私が休職中一番つらかったのは、

「誰も責めてこない分、自分が自分を責めてしまう」という行為。

「普通の人は休職なんてしなくても働いてるじゃん」とか「休職している間誰かに迷惑かけてる」とか、たとえ誰にも責められていなくても、自分で自分をそう思ってしまうんですよね。


主治医と約束したこと

 適応障害の診断が下ってから、主治医の先生と4つの約束をしました。

①「昼夜逆転はしない事」

 なにがなんでも朝起きて、日光を浴びて、余裕があったら散歩をする。
 私は夜眠れない&中途覚醒に悩まされていたので尚更。
 「毎朝朝ドラを見る」という事を自分に課していると結構守れるし、習慣化すると朝起きれるし朝ドラが見れるという一石二鳥。そして年末の紅白が楽しい。

②「ご飯は3食」

 できるだけ健康的な食事をする。そのために料理をしたりする。
 人それぞれだとは思いますがマジで太ります。受験期に太るタイプは間違いなく太る。
 夕方ごろ出かけて、夕飯の料理の事を考えながら買い物をすると、結構脳使うし、実家暮らしなので普段料理をしない私は時間もかかるし、結構楽しい。

③「趣味に没頭しましょう」

 休む = 自分の自由時間を満喫すること。
 朝ドラ見終わった後に図書館に行って、本を読んだり、漫画を読んだり。帰り道はいつも通らないような道を通って帰宅したり。
 家帰ってからはゲームして、テレビみて、Twitterして。大学生みたいな日々。

④「そして何より、それらを後ろめたく思わないようにしましょう」

 「この時間で同期は働いているんだな」とか「自分が休んでいるから誰かに迷惑がかかっているな」と思わないようにする。
 同期は「仕事」ということが目の前の目標で、自分の目の前の目標は「治療」なので、迷惑をかけている云々よりも、自分の目の前の目標をこなすことが一番大事。


当たり前のことばっかりだし、難しくないじゃん。と思ってなめていたんですが、

何しろ、④が難しすぎる。

趣味に没頭している時間はこの上なく幸福で、充実していたんですが、ふとしたとき、何の前触れもなく、涙がぶわああって出てくるんですよね。

「何してるんだろう自分」とか「何でこんな生活してるんだろう」とか「たかだか数か月でこんな風になるってことは、もう二度と社会復帰できないのかもしれない」とか。


でも、④が崩れると、①~③全部できなくなります。心が壊れると、生活習慣がボロボロと壊れてくんですよ。
後ろめたく思う ⇒ 眠れなくなる ⇒ 起きれなくなる ⇒ 3食とれなくなる ⇒
「つらみループ」にずぶずぶはまっていく。


「つらみループ」に陥らないためには


「つらみループ」に陥っても犯罪ではないし迷惑もかけませんが、陥ると自分がこの上なくつらいし、血迷ってなんかしちゃいそうなので、できれば陥りたくないですよね。

なので、「罪悪感」を感じないために、
自分のことを肯定してくれる人の言葉に耳を傾けるように努力していました。


私にとって、母親というものの存在が非常に大きく、私の支えになってくれました。
ほぼ毎晩、夕食後に「散歩行く?」と誘ってくれて、散歩に連れ出してくれて、
そこで話す内容は、将来の事だったり、仕事の事だったり、テレビの話だったり、ドラマの話だったり、いろんなこと。
家で話をするよりもなぜか開放的になれて、本音で今の気持ちを整理することができる貴重な時間だったように思います。


私は、休職しているという事を、親しい友人に話すことも恥ずかしいと思っていたので、
休職期間中の相談相手は、母親一人。本当に感謝しています。心配かけてごめんね。

親御さんでも、恋人でも、友達でも、Twitterでも、とにかく誰でも、
あなたの行動を肯定してくれる人、あなたの心の傷を責めない人と話す時間を増やすことが、この「つらみループ」に陥らないコツ、そして陥っても、抜け出せるように頑張れる糧となると思います。