退職に至るまで
2019年。私にとっては怒涛の1年になりました。
2017年(大学三年生)くらいから入社後まで、簡単に振り返ってみたいと思います。読み飛ばしてもらって大丈夫です。
どんな就活していたか
2017年
6月〜9月:自己分析・企業研究期
ひたすら企業のインターンシップに参加。業界・企業研究が主。
この時登録していたのは確かOfferBoxとか。ES書く練習になりそうだったし、週一ペースでESを更新していた。色々な企業の1dayインターンとかに行きまくって、9月頃から「人材」「教育」「広告」「営業職」などに絞って就職活動を本格化していた。
周りの友達から「え〜〜就活すんの早すぎじゃない?意識高すぎ草」とか言われるけど、とにかく内定が早く欲しかったし、3月1日から始めるんじゃ心配すぎた。
10月〜12月:選考受けまくり期
夏休みにインターン行ったところはもうこのころから一次選考が始まってた。とにかく早く内定が欲しくて、一次選考の案内がきたら全部行ってた。
その時の心持ちとしては、この企業に行きたい!ではなく、「選択肢は多ければ多いほどいいから、とりあえず早いうちに多くの内定が欲しい」と言う漠然とした目標。
2018年
1月〜2月:内定ラッシュ
内定出まくる。私は緊張しないでペラペラ喋る方なので、ベンチャー企業の人事からは結構ウケが良かったと思う。営業も向いているのでは?と思えたし、内定もらった時はすごく嬉しかった。
「この会社に入れる喜び」ではなく、「早いうちから頑張って良かったことが報われた喜び」の方が大きかったように思える。
3月〜:内定ブルー
怠惰。ひたすら怠惰。
内定出てるから別にいいか。就職先に困る事はまずなくなったし。就活やめるか。卒論にも集中したい。周りは今から就活。私は内定ある。高みの見物。内定もらった会社の中は一応どれも志望度は高かったし、内定承諾を考えている企業は面接官も人事もいい人たちだった。
いや、でも、就活続けるべきなんだろうか。
グループワークで出会った学生はみんな明るくて元気で、私の友達にはいないタイプの子が多いし、入社したらあの子達と一緒に「営業」として競っていくのか。営業って大変だよな。心折れるって言うしな。でもやった事ないし、そんなのわかんないよな。どうしよう。続けるべきかな。
と言うモヤモヤを抱えたまま、「でももう就活はしたくない、早くから頑張ったし」と、
人材サービス企業の営業職として、内定承諾。
2019年4月、入社してから。
①人間性がすでに遅れをとっている気がした
同期はムッチャ多い。会社史上最も多かった(ような気が)。
内定式の時から薄々気が付いていたが、やっぱりはちゃめちゃ体育会系だし、ウェイ系が多い。中高大学ずっと陽キャのふりをするのが上手かっただけで根はずっとインキャなので、同期と話すだけで体力を消耗する。
もちろんだけど、先輩たちもそんな感じ。自分に自信があって、イケイケで、カッコよかった。憧れだった。でも、自分がああいう風になるには、インキャである「根」を捻じ曲げないとなれないと悟ってしまった。
②「とりあえず」ができない
「とりあえずやってみようか」とか、「とりあえずこれやっておいて」の「とりあえず」の程度が全くわからない。
自社の商品知識や、クライアントの知識がほぼゼロの段階で、「とりあえず新規開拓」。1から100まで細かく細かく細かく学んだ上で行動に移す、と言うやり方とは真逆で、「とりあえずやってみて、失敗したら何故失敗したか考えてみて」のような教育体制。
死ぬほど心配性なので、何もかもが慎重になってしまい効率が悪く、日々のノルマが全然達成できない。怒られる。
同期は気にせず臆しない(ように見えた)ので、プライドを捨てて同期から学んでみようとする。
「〜〜さんって、どうやってお客さんと話してるの?」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜感覚?(笑)」
必死こいて事前準備して余す事なく隅々まで調べてそれでも足りない気がするのに、何もしなくても感覚が勝つ仕事。あれ、向いてなくない?
③休日が休日じゃない
会社の同期がみんな仲良かったので、休日に遊びに行こうとか予定を立てようとする。
行きたい。仲良くなりたいし。
でも、私は他の子達よりも仕事ができていないから、この休日で準備をして、少しでも同期に追いつけるようになりたいし、断ろう。
という感じで、遊びや飲み会や全部断って、家に帰ってからも、休日も、仕事のことばかり考えていた。でも、だからと言って仕事で結果が残せるわけじゃない。やっぱり、感覚で仕事してる子の方がうまくいく。クソ悔しい。
それが続くとどうなるか
- 通勤中に吐き気に襲われ最寄り駅のトイレで吐く
- 家に帰ってから涙が止まらない
- 眠れないor眠れても途中で起きる
- 生理がこない
- 過食になる
- 親しい友達にも会いたくなくなる
- 誰とも会話したくなくなる
- 部屋が片付けられなくなる
- 身だしなみに気を使えなくなる
- 約束や締め切り(プライベートのものも含め)守れなくなる
- 左耳が聞こえなくなる
とりあえず「眠れない」はヤバい(仕事に支障をきたす)ので、内科に行って睡眠導入剤をもらいに行こうとすると、一緒に暮らしている母が、
「その薬を使わなきゃいけない根本の原因を取り除かなくていいの?」
と言ってくれて、メンタルクリニックへ。
クリニックの先生からは「とにかく生活習慣と心を整えることをすれば睡眠は自然に取れるようになるものだから、睡眠導入剤は、どうしてもダメだったらにしましょう」と言われ、睡眠導入剤はもらえなかった代わりに、「適応障害」の診断書をもらいました。
休職へ
まさか自分が適応障害とか、心の病になるとは思ってもいなかったから、そう診断された時は「おお〜...」みたいな、なんとも言えない気持ちになりました。
そのまま上司に連絡し、スムーズに対応してもらい、その当日から休職が始まりました。
(休職中の心の持ち方とか、休職中のことに関してはまた別の記事で書きます)
休職期間終了し、退職
休職期間中に、人事に、「営業部は多分まじで向いていないので他の部署に移動することは可能か」と尋ねたところ、「営業部内での移動は可能だけど、職種の変更は認められない」と回答があったので、家族と何度も話し合い、「復職はできない」と判断し、そのまま退職。
かなり大きな決断でした。
三年生の夏から就活始めて、早めに内定とって、その一年間なんだったんだ?
今でも会社の事業内容には興味があるし、同期、上司を恨んではいないし、今、「最終面接で落ちた悔しさ」みたいなものを味わっています。
事業内容も、業務内容も、憧れていた。同期も先輩もカッコよかった。志望理由は、たくさんある。今でも、会社のいいところをたくさん挙げられる。
でも、私はあの職場環境の適応できなかった。
7月1日から、私はニートになりました。
まとめ
- 就職活動は「内定活動」ではない
- 他の社員と「価値観」や「根」が違うだけで仕事はかなりしんどくなる
- 自分の限界は自分の体が教えてくれるので絶対に見逃さない
- 好きな仕事・憧れの仕事≠自分に最適な仕事
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